カビが発生する原因は、その構造にあります。
久しぶりにエアコンをつけて臭いが気になる事ありませんか? 奈良崎さんによると、この臭いはエアコンの構造が大きく関わってくるそうです。
通常、エアコンは内部循環式。室内の空気を取り込んで熱交換する事で、冷暖房運転を行ってます。 つまり室内の空気に含まれる臭いも内部に取り込んでいるということですね
何より困るのは、内部に発注したかびの臭い!
室内の空気には、臭いだけでなく様々な種類の汚れも含まれてます。こうした汚れがホコリと共にエアコン内部に入り込めばカビを発生させる原因となり、結果としてエアコンをかび臭くしてしまうのです。
ホコリにはカビ胞子はもちろん私たちの皮膚が剥がれ落ちたもの、唾液が乾いて粉末状になったもの、ペットがいれば臭腺からの分泌物なども含まれています。
いずれも、カビにとっては格好の栄養。 カビの生育条件は、私たちが快適に感じる温度と湿度に合致するので、栄養も摂れるエアコン内部はカビが生えやすい環境です。
エアコンの内部は見えないので気付きにくいですが、少しでも臭ければカビが発生している可能性がありますね!
臭い=汚れと考えて、出来るだけ早めに対処を
エアコンが臭うということは、すなわち内部が汚れているということ。奈良崎さんも 『エアコン内部は見えないけれど、臭覚を頼りにすれば汚れがうかがえる』と語っています。
『カビの臭いといえばツンとした刺激があるものですが、それだけでなく雑巾の臭い、部屋干しのすえたような臭いが感じられることも多いのではないでしょうか。 あれらは、繁殖した雑菌から発生しているもの。いずれにせよ、エアコンから違和感のある臭いがするなら対応が必要です。なお人の臭覚は時間が経つと慣れてくるので、エアコンを始動させてから5分〜10分くらいの間に感じ取れる臭いに注意すると良いでしょう 』
発生させないことが重要!季節ごとのカビ予防策
さまざまなエアコンの臭いがある中でも、特に良い気分がしないのはカビの臭い。これをさけるには、
とにかくカビを発生させないことが大切です。 梅雨のように湿度が高い時期だけ警戒すればいいようにも思いますが、『決してそうとは言えません』と奈良崎さん。
『 夏でも冬でもカビが好む環境は同じで、温度20度〜30度、湿度60%以上と言われています。冬でも加湿機や結露による水分があるので、冬は乾燥しているからと思い込んで、対策を疎かにさないようにしたいですね。なお、湿度は50%〜60%の範囲内に留めるのが理想。ただし、室内環境だけで無理に調整するのではなく、夏と冬のカビの原因を知り、適切な対策を施すことが大切ですね』
夏、冷房シーズンのカビ予防策
奈良崎さんによると、「夏のカビ予防では、冷房運転後の結露に注意が必要」なのだとか。
「冷房運転後はエアコン内部に結露が発生し、湿度が高くなりカビの育成を助けてしまいます。自動乾燥機能が搭載されたエアコンの場合、電気代がもったいないと電源を切らずに、運転するごとにしっかりと使うようにしましょう。また自動乾燥機能がないモデルの場合は冷房運転をオフした後に30分ほど暖房運転を行って、内部をしっかり乾燥させるのがオススメ。なお、送風モードでも乾かせますが、3時間ほどはかかるので状況に応じて使い分けましょう」
冬の場合は「部屋の加湿しすぎに気をつ奈良崎さん。
「カビが好む湿度を考えれば、過度の加湿は避けたいところ。湿度が高いと、カビと共にお部屋にダニも増えてしまうので注意してください。もし、湿度が上がりすぎた場合は、積極的に乾燥した外気を取り入れる換気をしましょう。また、鍋料理のようにキッチン以外の場所で調理した場合も、湿気がこもってしまいがちなので換気は必須です。このほか、窓周辺の結露をそのままにしておくのは、窓枠やカーテンなどにカビが発生しやすくなるのでNG。室内のカビが増えると、当然ながらエアコンの内部に胞子が入る量も増加してしまいます」
気を付けていても発生するイヤな臭い。どう対処すればいい?
そもそもエアコンの臭いを発生させたくないなら、カビと同じように、エアコン内部に入り込む汚れをできるだけ減らす必要があります。
エアコンからの臭い発生をできるだけ抑えるには
「まず、ダイニングテーブルで焼肉をするなど、換気扇から離れた場所での調理は油煙の元になります、また、ルームフレグランスや柔軟剤など、強い香りを発生させるものも過度の使用を避けたほうが無難です。特にお香やお線香など煙の出るものは、気密性の高い住宅ではすぐに充満してしまうのでご注意を。煙やヤニを発生させる煙草も、せめて換気扇の近くで吸うようにしたいですね。
当然ながら、エアコンのフィルター掃除はこまめに。メーカーの推奨は2週間に1回ですが、なかなか手間をかけづらいのも事実。それであれば、エアコンを選ぶとき、フィルターの自動お掃除機能付きモデルにすれば、この手間がだいぶ省けるので便利ですね。また、部屋自体の掃除や、定期的な換気も大切。空気中に漂うホコリなども少なくなるので、エアコン内部に入り込む分を減らせますよ」
臭いが気になるときにできる応急処置は?
いくら汚れないように気を付けていても、完全にシャットアウトすることはできません。いずれは臭いが発生する可能性もありますが、そんなときの対処法はあるのでしょうか?
「自分でできる応急処置は、とにかくフィルターの掃除です。掃除機でホコリを吸い取るだけでなく、取り外して浴室などで水と中性洗剤とで洗い、油分までキレイしましょう。エアコンに取り付ける前に、しっかり乾燥させることもお忘れなく」
何をしても臭い! そんなときはお掃除業者の手を借りて
「フィルターを洗っても臭いが治まらない場合は、もはや内部を洗浄するしかありません。ただし、エアコンの内部構造は複雑なもの。自分でやろうとすると破損につながる可能性が高いので、エアコンクリーニングの業者に依頼するようにしてください。
意外と気付かない人もいますが、フィルターやフラップの奥などに黒い汚れが見えたら、それはカビ。そのままエアコンを使えばカビの胞子が室内に放出されることになりますし、内部にもカビが生えているだろうと考えられるので、できるだけ早くクリーニングを依頼しましょう。個人的には、本体価格が多少高くなっても良いので、エアコン購入時にエアコンクリーニングのサブスクリプションサービスがついてくるといいなと思っています(笑)」
臭いや汚れを抑制し、空気を整えるエアコン。
『エオリア LXシリーズ』
パナソニックのエアコン『エオリア LXシリーズ』は、臭いが気になる人にもオススメのモデルです。
新しくなったナノイーXで、室内の空気もエアコン内部も清潔に
『エオリア LXシリーズ』に搭載された「ナノイーX(48兆)」は、室内の空気に含まれる有害物質を抑制*1*2するほか、内部に入り込んだカビ菌の除菌*3も可能になりました。室内の空気を清潔にするのはもちろん、エアコン内部のすみずみまでナノイーXを行き渡らせるので、臭いのもとになるカビ対策にはうってつけ!
室内に漂う臭いと汚れを追い出す、新搭載の換気機能
これまで、多くのエアコンにはなかった換気機能を、『LXシリーズ』に新採用。室外機に「換気・除加湿ユニット」を搭載したことで、冷暖房しながら外気をたっぷり取り込んでの換気が可能となりました。今まで室内にこもる臭いが気になっていたという人も、これなら快適に過ごせるはず。
エアコンなのに加湿まで可能に! しかも給水の手間は不要
空気を総合的に整える、さまざまな機能を搭載した『LXシリーズ』。フィルターお掃除機能にいち早く取り組んできたのがパナソニック。LXシリーズでもそれ意外のモデルでも、フィルターお掃除ロボットを搭載し、奈良崎さんも「手間が省けて便利」と評しています。
パナソニック|Panasonic エアコン 2023年 Eolia(エオリア)LXシリーズ クリスタルホワイト CS-LX403D2-W [おもに14畳用 /200V]【標準工事費込み】
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